ベクトルとしては全然違うかもしれませんが、Leatherfaceと同じく
Mega City Fourの最大の特徴はVo/Guを務めるWizの声にあろうかと思います。
よくMega City Fourのイメージカラーは青だと言われますが
それは、このWizの声による所が大きいのではないでしょうか。

Mega City Fourで、特に注目されるのはスピーディーな初期の方なんですが、
ちょっぴり大人しくなった中〜後期にかけてもWizの声を引き立てるグッドメロディーな曲をガンガン演奏しています。
自分も最初は1stと初期のシングル集ばかりを聴いていたんですが(それしか持ってなかったとも言う)、
最近は、3rdをリリースする前に出した「Words That Say」というシングルや、4th「Magic Bullets」を聴く事が多いです。
で、その初期と中〜後期の中間とも言うべき2nd「Who Cares Wins」ですが、これはもう、紛う事なき名盤です。うん、間違いない。
それと、日本盤の3rdと4thでのボーナストラックには、
中〜後期にかけてのLive EPを除く殆どのシングルのB-Sideが収録されています。
非常にありがたい事ではあるんですが、それぞれのアルバムは
やはりオリジナルの流れで聴いていただくのが一番だと思いますので、
日本盤が手に入った際にはMDやMP3などを利用して、ボーナストラックを省略するように編集して聴いていただきたいです。
(4thなんかはボーナストラックが入り過ぎって感が無きにしもあらずですものね。)
ともあれ、今現在で手に入りそうなのは再発がなされた1stと、ラストアルバムとなった5thくらいでしょうか(2005年2月現在)。
でも、5th「Soulscraper」はあまりオススメできません。
演奏がノイジーになっていて、ウィズの繊細でノーブルな声がスポイルされている感じ。
そんな訳で初めて聴く方は、まず1st「Transophobia」からお試しになるのがよろしいかと思います。

UKメロディックの軸として掲げた3バンドの中では、一番音源が手に入りにくいバンドかもしれませんが、
SnuffやLeatherfaceが、そのしゃがれた声によって聴く人を選ぶ向きが無きにしもあらずという中で
万人に勧める事に躊躇を覚えないバンドでありますので、何とか頑張って探してみて下さい。
ブック・オフや場末のレコ屋では格安で売ってる事も多いみたいですし。
(2005年02月03日)


AlbumP01/P02/P03

Transophobia
Who Cares Wins
Terribly Sorry Bob
Sebastopol Rd
Inspiringly Titled
Magic Bullets
Peel Sessions
Soulscraper


SingleP01/P02/P03

Miles Apart
Clear Blue Sky
Less Than Sensless
Awkward Kid
There Goes My Happy Marriage
And Smells Of Petrol Stations
The Singles
Words That Say
Stop
Stop Live
Shivering Sand
Shivering Sand Live
Iron Sky
Wallflower
Wallflower Live
Split With Refreshments
Skidding
Superstar/Chrysanth
Android Dreams
Dustbowl


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