Wordbug

Mad At The SunとHate That Smileの面子によるバンド。
そして、AnnaliseのEd、Dave、Adrianの3人が参加していたバンド。
唯一のアルバム「Losing It All」は、聴き込む内にジワジワと染みてくるようなスルメ盤。
Annaliseのキラーチューンに見られる一度聴いたらすぐに体が動くような即効性はないものの、
こういった徐々に染みてくる感じの遅効性と泥臭さが、このWordbugの魅力でありましょう。
(Annaliseにも泥臭い側面はありますけど、Wordbugの方が更にドロっとしてる感がありますねぇ。)
ちなみに、このアルバムをリリースしたBoss TuneageのオーナーであるAstonは、
第1期Boss Tuneage(1990-1995)でリリースした中では、この「Losing It All」が一番好きだとの事だそうです。

さて、CDでのボーナストラックは3つのEPの曲と未収録曲を追加した物であります。
それ以外の音源としては、CrassへのトリビュートLPに収録の「Reality White Wash」、
Boss TuneageからのV.A「Floor 81」に収録の「Mountains Too Many Of You」、
USやカナダ、オランダのバンドと共に参加した「Sing Along With」に収録の「A Babe Of The World」、
Pop Recordsからのカセット「Popaganda」に収録した「Don't Hide」のデモバージョンなどがあります。
V.Aに参加した中で他では未収録という曲はもう少しありそうな気もしますが、自分が持っているのはコレくらいかなぁ。

最後のシングル「Die」のリリース直後に前述のメンバー3人は、
新しいギタリストにBrianとMartynを迎えて、現在のAnnaliseへと移行します。
Boss Tuneageの23番目のリリースがWordbugの「Die」で、
24番目のリリースがAnnaliseの「Fettered」である事は、
その移行が如何に迅速に行なわれたかを証明するかのようです。
(2005年07月14日)


Losing It All(CD&LP:Boss Tuneage)

01.Dog Skinned Alive
02.Mirror
03.Different Illusions
04.Sick And Tired
05.Idiots On Trial
06.Everything And Nothing
07.Everythings Gone
08.Little Pieces
09.It's Madness Here Today
10.Don't Hide

CD Version Bonus Track
11.Days
12.I Don't Doubt It
13.Different Words Paint
14.Waiting
15.Gone
16.Parallel Lines
17.Almost Real
18.Locked In
19.No Time For Second Guess
20.Die

Split With Byetail(7":Boss Tuneage)

01.Almost Real (Wordbug)
02.I Don't Doubt It (Wordbug)
03.Bird Swinging Mad (Byetail)
04.Melt (Byetail)

Locked In(7":Boss Tuneage)

01.Locked In
02.No Time For Second Guess

Die(7":Boss Tuneage)

01.Die
02.Waiting