Wanton Thought

来ました、B級UKメロディックの代名詞!
のっぺりとした冗長とも言える展開で曲が構成されており、
それぞれ4分近くもあったりする収録時間が象徴的であります。
500枚しか刷られなかったハズの下記のEPは恐ろしい事に、
リリースから10年以上が経過した今でも新品で買えてしまうのです。
(2005年11月現在…いや、でも、最後に在庫があるのを確認したのは3月だったか。)

しかし、最初は歯牙にもかけていなかったけど、
何度も接触する内に何だか段々と気になる存在になっていく。
「めぞん一刻」の五代祐作と音無響子の関係性にも似た、この感じ。
こういった反復性と思い込みは、B級といわれるバンドを聴く上で
非常に重要であり、必要最低条件とも言えるサブジェクトなんじゃないか、と。
これまでにも同様の事を書いてきましたけど、改めて今そう思う。
また、解散後にメンバーが(…って言ってもドラム1人のみだけど)
正統派UKメロディックの代表的存在とも言えるRopeへ参加する事も、
このWanton Thoughtを聴く上で重要なポイントでありましょう。

以下の音源以外ではMeantimeからの「Spleurk 2」で「Normal Schoolday」、
Boss Tuneageからの「Floor 81」で「Lost」を収録しています。
「Normal Schoolday」なんかは明らかに録音のバランスが悪くて良いですね。
支離滅裂な文章になりましたが、要するに、自分はWanton Thoughtの音楽が好きなんです。
(2005年11月22日)


Mustard Mit(7":Boss Tuneage)

01.Just A Game
02.Cruelest Joke
03.Sewn Up
04.Great Divide