Strain

ありきたりなバンド名と、ジャケから垣間見える冴えないルックス、
さらに、作品の全てが自主レーベルからのリリースという事で流通が悪かったために、
なかなか表立って評価されないままに埋もれてしまっている隠れた好バンド、Strain。
Descendentsのようなジメっとした明るさの楽曲が印象的です。
Allは、あっけらかんとした明るさで、Descendentsは湿った明るさと言えば分かりやすいでしょうか。
シングルの表題曲となった「The Most Beautiful Girl In America」や、
「Man Of The Moment」、「Looking」は、Descendentsの最新音源(2007年2月現在)、
「Cool To Be You」に近い感じ(これって最高の褒め言葉じゃないですか?)。
あー、でも、Descendentsのビジーに動く最高のベースラインはStrainには欠けているかも。
また、時折に挿入されるアコースティックナンバーはChina Drumを想起させます。
そうだ、Strainって、1stアルバムの頃のChina Drumにも近いモノがあると思いますですよ。
そんな中でも、白眉は「How Long」という曲でありまして、
イギリスのバンドが特別に持つような哀愁がかったギターに、
サビでの必殺のメロディーが加わる、まさしくキラーチューン。

アルバム以外の音源は、海外市場なら格安で購入出来ますが、
カナダに同名のバンドがいまして、「Here And Now」とか「Driven」とか「Repetition」とか、
「Our End」とか「Bombwedemark」という題名は、このカナダの方のStrainですので、ご注意下さい。
(2007年02月01日)


Carried(7":Springboard)

01.Carried
02.Heaven
03.Hope It Is

Man Of The Moment(CD:Springboard)

01.Man Of The Moment
02.I'll Deliver
03.Piss Dream
04.Untitled

Looking(CD&7":Springboard)

CD Version
01.Looking
02.Face Down
03.How Long (Demo)
04.Something More

7" Version
01.Looking
02.Face Down
03.Something More

The Most Beautiful Girl In America(CD:Springboard)

01.The Most Beautiful Girl In America
02.Slam Section
03.Something In Your Eye
04.Senor Nachos

No Butts Or Luggs(CD:Springboard)

01.Something In Your Eye
02.The Most Beautiful Girl In America
03.Up Close
04.How Long
05.I Believed In You
06.What If I...
07.Everything's Impossible
08.Carried
09.Breakdown
10.Another Night
11.What You Don't Know
12.Thank You
13.King