Spy Versus Spy

The Leif Ericssonでベースを奏でるMark Collinsが参加したバンド。
このバンド、Spy Versus SpyでもMarkはベースを担当。
バンド名は、知る人ぞ知るファミリーコンピューターのカルト的ソフトより。
…と思ったら、このゲーム自体が元々海外からの輸入モノでした。
あのスパイは、アメリカの人気キャラクター、ヘッケル&ジャッケルをモデルにしたそうな。

音の方は、LeatherfaceやSnuffから影響を受けた
The Leif Ericssonのサウンドとは大幅に異なり、
エモーショナルな要素を多分に取り入れた楽曲が並びます。
時に囁くように時に叫ぶように歌うボーカルや、
複雑に、しかしメロディアスに絡み合うギターなどは、
八王子が世界に誇るMalegoatに通じる部分もあるかも。
尺の長さも1曲が2〜3分のLeif Ericssonと比較すると、
1stアルバムでは6曲で27分、2ndアルバムでは9曲で47分。
特に、2ndアルバムは、1曲が8分、9分を超える曲の合間に
1分程度の曲を挿入して全体のバランスを保つような形になっています。

さて、V.Aの方では「The Best Punk Rock In England, My Friend」に
1st アルバム収録曲「Helpless, Sing In Preasure」のヴァージョン違いを収録。
このテイクを聴いたSnuffy Smilesの栄森陽一氏が彼等に宛てて手紙を書いたものの、
その手紙が届く頃にはバンドは解散していたという物哀しい逸話もあったそうな。
SnuffyからのV.A.を含め、全部で4つのコンピレーションに参加しているそうで、
Deep Elmからのシリーズ「The Emo Diaries No.4 "An Ocean Of Doubt"」に「Set The Spokes Alight」、
また、Memory ManからのCDでのV.A.「Emotion Sickness」に「Demo」という曲を収録。
残る1つは、Led Zeppelinのカバー集であったとの事。うーん、聴いてみたい。

解散後、メンバーは、前述したようにThe Leif Ericsson、
そして、The Wowというバンドで活動を新たにしています。
(2007年01月30日)


Spy Versus Spy(CD:Subjugation)

01.Game Ruiner
02.How The Cat Was Invented
03.Helpless, Sign In Please
04.Mocking Function
05.Rich Girl's Misletoe
06.Station Still

Little Lights(CD:Subjugation)

01.Waiting For Centralia To Sink
02.Best Man Nomination
03.Little Lights
04.A Machine For Living In
05.Red Cars Go Faster
06.Kittyhawk
07.Petit Lumiere
08.The Captain Is Sleeping
09.Twenty Year Old Boys With Ten Year Old Haircuts


Spy Versus Spy(CD:Gravity DIP)

disc 1
01-Waiting For Centralia To Sink
02-Best Man Nomination
03-Little Lights
04-A Machine For Living In
05-Red Cars Go Faster
06-Kitty Hawk
07-Petite Lumiere
08-The Captain Is Sleeping
09-Twenty-Year-Old Boys With Ten-Year-Olds' Haircuts
10-Bring It On Home

disc 2
01-Game Ruiner
02-How The Cat Was Invented
03-Helpless, Sign In Please
04-Mocking Function
05-Rich Girls' Mistletoe
06-Union Station Still
07-A New Gusto
08-Set The Spokes Alight
09-Demo