The Shout!
80年代の後期から90年代の初頭における、紛う事なきB級メロディック・パンク。
バンドの紹介文にMega City FourやSenseless Thingsとツアーを回ったとの記述があるのは、
ある意味、この時期のUK産B級メロディックバンドの証明となるんじゃないかと思う今日ただいまである事です。
(この“MC4やSenseless Thingsとツアーを同伴した”という記述は、Vehicle Derekのサイトでも見たな、確か。)
しかし、UKメロディックというジャンル自体が世間一般から見ればB級だという事を考えれば、
このShout!などは、まさにその極地に当たると言って差し支えないのでしょうねぇ。リリースも少ないし。
さて、Shout!が生粋のB級メロディック・パンクである事を如実に表す文章が
2nd EP(Flexi)をリリースしたDamaged Goodsのレーベルサイトにありまして、
この2nd EPは当初、リミテッド・エディションとして発売されたそうですが、
何と10年の長きにも渡って売れ残り、“Still In Stock(在庫あり)”だった、と。
ただ、当サイトで何度も記述しているようにB級だからと言ってスルーする事なかれ、
その数少ない音源は、どれもが結構なクオリティーを誇っております。
特に2nd EPは、1曲目のイントロから引き込まれる事間違いなし。
2曲目も、ふざけた曲名が似つかわしくない、疾走溢れる佳曲です。
どうして10年間も売れ残っていたのかが不思議なくらいの楽曲群。
フレキシだからか、元々の録音の状態によるものか、音はあんまり良くないですけど。
この2nd EPはファンジンのオマケの音源だったのを再リリースした物だとか。
Shout!は、2nd EP「Get Floppy!」をリリースした1年後の91年頃に解散。
その後、Genius Freakとして転生、Damaged Goodsから1枚のEPをリリースしています。
(2005年07月03日)
They've Got You Where They Want You(7"&12":Zap Fury)
7" Version
01.They've Got You Where They Want You
02.Versificator
12" Version
01.They've Got You Where They Want You
02.Manippleation
03.They've Got You Where They Want You (Sub Version)
04.The Aloof
05.Versificator
Get Floppy!(Flexi:Damaged Goods)
01.Farewell My Lovely
02.Topless Mary Poppins