Scarper!
ホーンを取り入れたポップパンクバンド、Scarper。
率直に言って、決して真っ先に勧めるバンドではないかもしれませんが、
鬱屈とした雰囲気を持つバンドが多いUKメロディックの中で、
こんな音を鳴らすバンドがあっても悪くないと思います。
B級メロディックとして考えると特筆すべきクオリティーなんだけど
世間一般の耳目を向けさせるにはパンチが足りないとか、そんな感じでしょうか。
でも、Lithium Joeとのスプリットの1曲目「Perfect Day」のように
ド派手にホーンが鳴り響く曲は思わずウキウキしちゃいますよ。
バンドの中心人物であるRusselは、数こそ少ないながらも良質なリリースで知られるPigdogのオーナー。
(代表的なリリースは「The Best Punk Rock In Japan,Tomodachi」という事になるのかなぁ、やっぱり。)
他にも、Fructure Zineというファンジンも発行するなど、多方面に渡る活躍を見せながら、
自身のサイトでは“全部、趣味でやってる”というステイトメントを出す辺りが
自分のRussellやScarper!、Pigdogに対する好感度を上げている訳です。
また、Annaliseの面々とは古くからの知り合いのようで、Pigdogが初期のAnnliseのリリース元となったり、
Mad At The Sunの音源がCDで再発された際にはジャケットのデザインを手掛けたりしています。
嗚呼、仲良き事は美しき哉。
V.Aに収録された曲は以下の音源にも漏れなく入っている模様ですが、
PigdogからカセットでリリースされたV.Aには見慣れない曲名があったような。
残念ながら、そのV.Aを持っていないので何とも言えませんが…2003年6月に解散。
(2005年11月13日)
Split With Lithium Joe(7":Resolve)
01.Perfect Day (Scarper!)
02.Douwe Egberts (Scarper!)
03.Independence Day (Lithium Joe)
04.Unintentional (Lithium Joe)
Split With Crocodile God(7":Mother Stoat)
01.Flat Stanley (Scarper!)
02.Go Nuts (Crocodile God)
Not As Punk As You(7":Resolve)
01.About Nothing
02.Picking Sides
03.Nosedive
04.Down The Hatch
Every Turn(CD:Boss Tuneage)
01.Invitation Elsewhere
02.Words Apart
03.Reason To Smile
04.Streeming
05.Group Think
06.The Pushover
07.Whispering
08.Shut Up & Kiss Me
09.Flat Stanley
10.Wipeout The Day
11.Eight Million Ways To Die
12.Stonewalled
Wildcatstrike(CD:Boss Tuneage)
01.Blue Collar
02.Everyday Lifetime
03.Kiss The Bottle
04.Wide Open