Rugrat (Bulltaco)

LeatherfaceのLainey、Sofa HeadのIanによるバンド。
リリースがなされたDamaged Goodsによると、Ganのメンバーも含まれているそうですが、
Ganの音源ではメンバー表記がファーストネームで書かれており、
反対にRugratではセカンドネームで書かれているために判然としないのでした。
あ、もしかしたら、Ganにイアンが参加してた時期もあるんじゃないでしょうか。
GanとSofa Headにはアートワークにアニメ絵を用いているという共通点もありますし。
…なんて感じで得意とする妄想の翼を大いに羽ばたかせてみたりなんかして。
この時期、この周辺のバンドを取り巻く相関図の複雑さが自分をそうさせるのか。

バンド名は直訳すれば“絨毯の鼠”ですが、これは赤ん坊の別称であるそうです。
Rugrat名義でリリースした2枚のEPを見れば、確かに頷ける物がありますね。
ほら、NHKの衛星アニメ劇場で放送されていた洋モノに「ラグラッツ」ってのがあったでしょう。
そのアニメを作ってる会社からクレームが来たらしく“結局のところ、たかが名前じゃないか”と、
男らしい開き直りを見せまして、2nd EPの後にはバンド名をBulltacoへと変更する事に。

以下の音源の他には、「The Best Punk Rock In England, Son」で、「Find Me Away」を、
また、Damaged GoodsからのV.A「Last Christmas I Gave You My Heart」で「Mistletoe And Wine」を収録。
クリフ・リチャードのカバーですね。ディストーションがキツくて、残念ながら好みではなかったですけど。
クリフ・リチャードと言えば、「Summer Holiday」が最も有名な曲かと思いますが、
この曲が流行ったのは1963年でしたっけ?ケネディ大統領が撃ち殺された年。まぁ、どうでも良いですね。

Bulltacoと名前を変えてからは「In My Day」と銘打たれたEPをリリース。
そして、V.Aには「Best Punk Rock In Englang, Man」に「Don't Look Back」を収録しています。
最近、UKメロディックという言葉とは何でしょう?というテーマで文を書いたのですが、
このRugratやBulltacoがUKメロディックでないなら、何がUKメロディックなんだと自問したい感じです。
(2005年10月09日)


Rhubarb(7":Rugger Bugger)

01.Sad But True
02.Knee Deep
03.Little Pig

Bulltaco(7":Damaged Goods)

01.Double Dutch
02.You
03.Grin

In My Day(CD&7":Out Of Step)

CD Version
01.In My Day
02.Under The Ladder
03.Find Me Away

7" Version
01.In My Day
02.Under The Ladder