Pylon
ChopperのChris、Joe、Bonnerによるバンド。
しかしながら、ChopperっぽさをPylonに求め過ぎていると、
いざ音源を買ってCDを再生した時に痛い目を見てしまうでしょう。
それほどまでにChopperとPylonでは音の印象が違います(良いメロディだという所は共通してますけどね)。
特に、2nd CDの1曲目「Yo Yo Blue」は、Chopperを解散させてから
こういう音楽がやりたかったのかという事がビシビシ伝わってくる曲。
初期のRadioheadを思わせるメロディと曲展開で、
曲の中盤(サビ前)でのミュートによる刻みは、まるで「Creep」のよう。
3曲目「Waking Light」の冷たい感触の中にも、ある種の安心感がある辺りも
Radioheadの名盤「OK Computer」に収録されている「No Surprises」に通じる物があるしで
これは、もはやパンクロックとは言えないとする人もいるかもしれないけど、それが何だって言うんですか。
(トム・ヨークがRadioheadをやる前にはパンクバンドに参加してたというのは、また別の話。)
まぁ、そんなこんなで、自分は1stよりも2ndの方を愛聴しております。
最近は活動の停滞から脱出しつつあるみたいだし、新しいリリースも期待して良いんじゃないでしょうか。
自分は音源が出る限りに買い続けますよ。元Chopperという冠を抜きにして。
(2005年07月23日)
追記:待ち焦がれたアルバムが2006年の秋、遂にリリースされました。エヴァーグリーンなメロディにウットリ。
Pylon(CD:Sub Jugation)
01.Dot Dash
02.Says Al
03.A Million Thousand Giant Steps
04.Yours Sincerely
05.Superglue
06.Wind Reel And Print
2400 Volts(CD:Jealous)
01.Yo Yo Blue
02.The Contraption Faction
03.Waking Light
04.Unstoppable
The Standard Fight(CD:Gravity Dip)
01.Name In Lights
02.Standard Fight
03.About The Individual
04.Fused Into You
05.Are You Cold?
06.King Of The Underground
07.Easy Roy
08.Juan Les Pins
09.Yo Yo Blue
10.Another Moment
Bonus Disc Of First Pressing
01.The Contraption Faction
02.Waking Light
03.Unstoppable
04.Dot Dash
05.Says Al
06.A Million Thousand Giant Steps
07.Yours Sincerely
08.Superglue
09.Wind Reel And Print