K-Line

元StupidsのEdによる(AnnaliseのボーカルのEdとは別人ですよ)、
ハードコアテイストを感じさせつつもメロディアスな芯を確かに持つバンドです。
Edは他にもSink、Chocolate、Big Ray、Yardmanなどに参加していますが、
K-Lineでは彼が遍歴したそれらのバンドのいずれにも当てはまらないサウンドを展開。
…と最近までは思っていたんですが、実はK-Lineでの音源って、
彼が遍歴したバンドのいずれにも当てはまるエッセンスを持っているのかとも。
そして、それらのバンドが、それぞれ独特のサウンドを持っていた事を考えると、
Ed Wennという人物の才能が突出した物である事をヒシヒシと感じるのであります。

アルバムの収録曲ではシングルで耳に馴染んだ「Broken Holmes」や
「Worth More Than A Name」、「The Circuit」で自然と体が動きます。
アルバムには収録されなかったシングルの曲は「Stay Poor」が一際カッコイイ。
いずれの作品もエナジーに満ち溢れた傑作。

以下の音源以外では、バンドの公式HPでアルバム、シングルともに未収録の
「Homeland Or Die」がMP3ファイルでダウンロードできます(2005年12月現在)。
そのサイトでの記述によると、メンバー同士でギクシャクしているという
何とも悲しい理由で現在は活動を休止中であるようです。
それじゃあBennyが復活する際に狼煙を上げるという事で
予定されていたK-Lineとのスプリットの話は一体どうなるんだろう。
リリースされる事がなかったK-LineとKillerest Expressionのスプリットと同じく
幻に終わってしまうのかと思うと、何ともやりきれない思いです。
“We might have split up, we might just be taking a rest...who knows? ”
(2005年12月23日)


In The Red(CD&7":Boss Tuneage)

01.Broken Holmes
02.Stay Poor
03.Future Primitives

Lessons Learned(CD&7":Boss Tuneage)

01.Worth More Than A Name
02.Dead Inside
03.Down Around

CD Version Bonus Track
04.The Circuit (Demo Version)
05.Money Tree (Demo Version)

How You Gonna Scare Us Now?(CD:Boss Tuneage/Does Every One Stare)

01.The Escape
02.Broken Holmes
03.You Know We Know
04.Stoical Souls
05.Count It Down
06.Money Tree
07.Hostage To Finance
08.The Circuit
09.Pax Americana
10.Bikini Black Alpha
11.Worth More Than A Name
12.Full Attention