Horace Goes Skiing
頭上に広がる蒼穹が濃紺の色合いを帯びる頃、
そこに吹く風は秋の訪れを感じさせるもので、
これで何処からともなく金木犀が香ってきたら
それは、もう完全にセンチメントの季節な訳でして、
ここは1つ、王家衛(ウォン・カーウァイ)が監督をした映画、
「恋する惑星」、もしくは「天使の涙」でも観ようかなぁとか、そんな気分になるのです。
余りにも分かりにくい例えですが、自分にとってはそんな印象を受けるバンド、Horace
Goes Skiing。
以下の音源以外では、Porcelain Boysとのスプリット7"がPop Kidからリリースされているみたいです。
両バンドともライブトラックを収録との事。150枚のみの生産と言いますから、正に幻の音源と言えましょう。
お相手のPrcelain Boysも激しくカッコ良いバンドでして、こちらも是非チェックしてみて下さい。
Horace Goes Skiingは、その他にもデモが4つほどあるみたいです。
V.Aでは「The Best Punk Rock In England, Son」に「Dream」を収録。
また、Milliepeed RecordsからリリースされたV.A「These Things Happen」に
アルバム未収録の「How Dare You Sir」と、「All Spleen, No Geen」の2曲を収録。
「Dream」はEverly Brothersというカントリーデュオからのカバーです。
「How Dare You Dir」は新曲でしょうか。もしかしたら、デモからの曲かな?
あ、そうそう、こちらに収録の「All Spleen, No Geen」の方もアルバムとはバージョンが違います。
それと、7インチに収録された曲「Father And Son」は、
Cat Stevensという60〜70年代に活躍したシンガーソングライターの曲で、
カバーのみで音源を作る事で有名なMe First And The Gimme Gimmesもこの曲を演奏してたりします。
確か、Me First And TheGimme Gimmesによるカバーの方は、7インチでのEPのみの収録だったかと。
ともあれ、Horace Goes Skiingは、まずアルバムを聴いてみて下さい。
7インチの曲もボーナスで収録されていて、満足感タップリになれる事を請け負います。
(2005年09月05日)
Domestic Violence(7":Popkid)
01.Input=Output
02.Inhaler
03.Father & Son
04.Ignore The Screaming
Yeah,Right Sure(CD:Popkid)
01.5.65 Keep Breathing
02.You Cheeky So And So
03.Up Yours Hitchcock
04.Yum, Yum, Yum
05.Wash Your Hair
06.Lookout There's Sand Everywhere
07.International Man Of Anger
08.All Spleen, No Green
09.Jana
10.Dilemma
Bonus Track
11.Input=Output
12.Inhaler
13.Father & Son
14.Ignore The Screaming