Grampus Eight

リバプールのショボポップパンクバンド。
バンド名は、もちろん日本のサッカーチーム、名古屋グランパスエイトから。
Tokyo Adventuresにも通じる泣きのメロディーに、
エモーショナルのフレイバーを足したような楽曲群。
そんな音楽性もあってか、アルバムリリース前には
Tokyo Adventuresのメンバー、Keenanをギターに迎えます。
同じリバプール出身のDinaとのスプリットでは、
ギターのディストーションの掛け具合が多少気になるものの、
ドラム担当、Louise嬢のコーラスが非常にグッドです。
Luise嬢はThree Minute Marginというバンドでもドラムを務め、
現在ではFlamingo 50のギターとヴォーカルでバリバリ活躍中。

その後、7"、アルバムとリリースを重ねるごとに
サウンドプロダクションもメキメキと向上を見せて、
「Turn Up Your Stereo」ではエモーショナルかつキャッチーなメロディーと
上手い具合にショボいサウンドの見事なまでの融合を見せました。
このアルバムは日本国内でも新品で入手出来ると思います(2007年2月現在)。
自分は、7"のラストを飾るハープの調べが印象的な「The Small Hours」と、
アルバムの5曲目「Twilight」、8曲目「Crushstory」が特にお気に入り。
アコースティックで奏でられるアルバム最後の曲「Don't Give Up」も余韻を残して良い感じ。

以下の音源の他には、自分が知る限りではV.A.「Erdata Ishee」に「Caroline」のバージョン違い、
優良レーベルKeith ReordsからのV.A.「Inner City Sumo」に「Twillight」を収録(アルバムと同じテイク)。
また、「Munkyfest Four」に他では未収録の「Waiting For You」を収録。
アルバムリリース後の2004年にGrampus Eightは解散をしています。
(2007年02月02日)


Split With Dina(CD:The Kids Can't Understand The Emotion)

01.Give Us A Smile (Dina)
02.My Emo (Dina)
03.Ten Benson (Dina)
04.Knee High (Grampus Eight)
05.Minerva (Grampus Eight)
06.Sea Shanty Number Nine (Grampus Eight)
07.Story Of One Seven (Grampus Eight)
08.Salvation (Grampus Eight)

Subway(7":Complicity)

01.Subway
02.Holloway
03.Phil Collins
04.The Small Hours

Turn Up Your Stereo(CD:Complicity)

01.The Painters Are In
02.We Came To Rock
03.Caroline
04.Bergen Furnicular
05.Twilight
06.I'm Glad I Let You Know
07.Sea Shanty Number Nine
08.Crushstory
09.Iris
10.Midwinter
11.Don't Give Up