Fishtake

燃え盛る事なく、くすぶり続けるような音を鳴らすバンド、Fishtake。
カッコ付けずに一言で片付けるなら、要するに地味って事です。
その象徴とも言えるのが単独作の5曲目「Pisko」なんですけど、
ここまで不完全燃焼を具現化しちゃうと、退屈と紙一重とも言えましょう。
でも、1曲目「Gatecrashers」のように、くすぶっている中にも
一瞬の燃焼や煌きを持つ曲は本当に申し分がないです。
もう少し音がショボければなぁと思わない事もないですが。

Fishtake名義では下のEPが唯一の単独音源であるようです。
他にも「Back Dated」と銘打たれたEPをリリースする予定があったのですが、
それが実行に移される前にThe Takeと名前を変えたとの事であります。
そのThe Takeは、レーベルやバンドのHPで用意されているMP3を聴いたところ、
Fishtakeと名乗っていた頃と変わらぬ音を鳴らしていたものの、
名前を変えてからの音源は持ってないという如何にもだらしがない理由から
取り合えずはFishtake単体で当サイトに掲載をする事と相成りました。

その他にはSpeedowaxからのV.A.「Punk Rock Disc 4」で「Stone Cold Blue」、
In The Deep EndからのV.A.「Amped Up And Ready To Go」では「Voodoo Doll」を収録。
2曲ともに、Reverseを思わせるメロディと歌い回し。
「Voodoo Doll」は名前を変えてからの音源にも収録されているみたいです。
(2005年11月21日)


Private Foul And Surface Water(CD:23:59)

01.Gatecrashers
02.Stack Of Years
03.Coughing Up Some
04.Red Ink
05.Psiko