Dina

リバプールの3人組。1stアルバムまでの音源ではエモーショナル寄りの
メロディックパンクという触れ込みで、ごく一部の間では話題となっていましたが
DriveのVo/Guを務めたIanが加入した後にリリースした2ndアルバムで大変身!
本当にDriveまっしぐらなサウンドで、渋めなのが好きな方は間違いなく卒倒します。

しかしながら、Dinaは2005年の間に解散してしまったみたいです。
近年稀に見る傑作である「Work The Switch」で最近のバンドでは希少種となってしまった、
いわゆるUKメロディックと言われるサウンドを見事なまでに体現していただけに残念極まります。
その辺の時期からDinaのサイトに繋がらなくなったのは、そういう訳だったのか。
さらには、そのサイトが消滅したのに併せて、Dinaのメンバーが作成していたDriveのファンページまで
ネット上から消去されてしまったのは実に、実に惜しい事でありましょう。
あそこには非常に貴重な資料の数々があったのに、勿体ないなぁ…

それと、Can't Sayというバンドとのスプリット7"をWallrideから出すなんて話も見かけましたが、
これは結局、リリースされる事無くボツになっちゃったのかな?
Dinaのサイトには、そのスプリットに収録される「The Revolt」と、
「What The Scowl Means To The Owl」という曲名まで付いていたから
てっきり発売されたモノだと思い込んで長い間にわたって探し求めていたんですが、
お相手のCan't Sayの公式ディスコグラフィーの一覧にはBoss TuneageからのV.Aと、
Newest Industryからリリースされる予定だった6曲入りEPしか無いんですよねぇ…
Dinaの2曲のうち、「The Revolt」については2ndアルバムに収録されたようです。
ちなみに、上記のCan't Sayの6曲入りEP「Call Me」も正式にリリースされる事はありませんでした。
でも、音源を発売する予定だったレーベル、Newest Industryのサイトにて
MP3ファイルで全曲がダウンロードできるので、興味のある方はチェックしてみて下さい。
(2006年03月04日)


Split With Grampus Eight(CD:The Kids Can't Understand The Emotion)

01.Give Us A Smile (Dina)
02.My Emo (Dina)
03.Ten Benson (Dina)
04.Knee High (Grampus Eight)
05.Minerva (Grampus Eight)
06.Sea Shanty Number Nine (Grampus Eight)
07.Story Of One Seven (Grampus Eight)
08.Salvation (Grampus Eight)

Split With Atlantic Monthly(7":Fire Walk With Me)

01.Dickie Hammond (Dina)
02.Sea Murmur (Dina)
03.Trains About To Leave(Atlantic Monthly)

Electricity Gave Me A Heart Murmur(CD:Complicity)

01.Dickie Hammond
02.The Crawl
03.Sandcastles
04.King
05.Mondays Through Sunday
06.Robot
07.Smitten
08.Pushing A Car Through A Blizzard
09.Running Time

Work The Switch(CD:JSNTGM)

01.One Heart Beat Away
02.Work The Switch
03.The Revolt
04.Strike Third
05.Robot Sign In Out
06.Clarity Is Breaking Me
07.Tear Jerk
08.Joy!
09.Ghosts Of The Past
10.Final Echo