Default

Monks Of Scienceの前身となったバンド。
唯一と思われる単独音源は、Driveのリリースで知られるFirst Strikeより。
後のMonks Of Scienceと比較すると、よりハードコア色が強い印象。
バンド名は初期設定や仕様と書いてデフォと読む例のアレではなく、
怠慢とか債務不履行を意味する物だと思います。
ほら、そっちの方がハードコアのバンド名っぽいじゃないですか。
って、これは実に偏見に満ちた発言かもしれないけど。

以下の音源以外では「Volnitza」というV.Aに「Decline&Fall」を収録。
同封されているライナーにはライブ録音と書いてありますが、
スタジオで録音したはずの単独作よりも音が良かったりします。
また、そのライナーには近々の内にLPを出すとの記述もあるのですが、
これはMonks Of ScienceのLPの事だと受け止めても良いんでしょうか?
もちろん、Default名義でLPをリリースしていた可能性も捨て切れませんが。
で、単独作の方で聴けるサウンドの方はB級の王道を征くボコボコした音の感じで実に良いです。
このDefaultを聴くと、Monks Of Sicenceが実は洗練された物であると分かるはず。
Monks Of Sicenceでビビビっと来た方には是非オススメしたいです。
そんな人が本当にいたらの話ですけど。…うーん、これも偏見だな。

しかし、Defaultを斜に構えて聴くってのは、まさにデフォであって
それは、水野晴郎(通称:閣下)の手による映画「シベリア超特急」を
台詞が如何に棒読みされてるかを楽しんで観るようなモノなんじゃないかなぁ。
でも自分は、この映画が本当に好きなんですよ。
シベ超祭りなるイベントに参加して、閣下の福耳を触らせてもらったくらいに。
また、1作目と2作目については閣下が登場するシーンの台詞を丸暗記してるくらいに。
丸暗記してる割には、いざ実演してみると何か口振りがたどたどしいのも
それは模写する対象に忠実であるがゆえの、いわゆるデフォルトって奴です。
(2006年03月12日)


Inspiration(7":First Strike)

01.Voices From The Past
02.Look Further
03.Born With An Attitude
04.Commitment