Billy No Mates

かねてより噂されていたSnuffの中心人物、ダンカンのソロプロジェクト。
しかし、ソロとは言えSnuffと何が違うの?と聞かれれば、
録音の際に演奏してるのがダンカン1人って事くらいしか答えが思い浮かびません。
そんな訳で、必ずしもソロという必然性は感じられないものの、
1曲目「Bones」や3曲目「Look At You」など、Snuff中期の名曲「Nick Motown」を彷彿とさせる
ある種、脳天気とも言える曲にはマンザラでもなくなってしまうというものです。
良いメロディとシンプルなコード進行で曲を作るというラモーンパンクにも通ずる方法論を
ダンカンはラモーンパンクとは、また別の所でひたすら続けているのかな、と。
自分は、また彼が将来「Reach」のような名盤をモノにする事を信じて聴き続けるのみ。

2005年3月には来日も実現し、その際のサポートメンバーは
Hi-Standardの横山氏、ex:Sherbetの渡辺氏などが顔を揃えて、
自分が敬愛するサイト、Your Choiceでいうところの96年を最盛期とする
メロコア黄金時代をリアルタイムで経験された方にはたまらない面子となっております。
それにしても、この一連のジャケットは某アニメーションの、いわゆる使徒を思い出させてくれますねぇ。
アルバムの歌詞カードではゴジラがお花を持っているファンシーなショットもありますし、良いんじゃないでしょうか(何が?)。

その後のMilloyとのスプリットではアルバムに収録されている物とは
別のバージョンの2曲を披露。ショボい音質で聴かせます。
ここでは改めて「Look At You」は良い曲であると実感。
何よりもサビの歌詞が良いですよね。
“全てを言い尽くしたし、全てをやり尽くした。
次は一体、何を否定すれば良いんだ?”

それに続く2ndアルバムは前述した日本の面子で作られた物であります。
このアルバム、アキハバラで録音されたそうな。
ダンカン節満載の作品なんですが、さすがに17曲ってのはダレるなぁ。
(2005年07月19日)


We Are Legion(CD:10 Past 12)

01.Bones
02.Memories Come Memories Go
03.Look At You
04.Bedevere
05.Seagulls
06.What's Wrong With That?
07.Frijweg
08.Fade
09.Bitter Sweet
10.Slaptop
11.More To Come
12.Spaceman

Japan Tour EP(CD:Zsa Zsa Mcbongbing)

01.Oooooh Billy
02.ひとり上手
03.Runner
04.Nice Hat
05.Hanashitakunai
06.アザミ嬢のララバイ
07.Whats Wrong With That (Demo Mix)
08.Fade (Cascade Mix)
09.Klompen Geropen

Split With Milloy(7":10 Past 12)

01.058 (Billy No Mates)
02.Look At You (Billy No Mates)
03.Coup De Grace (Milloy)
04.Damaged Goods (Milloy)

C'monletmeseeyoupogo(CD:Pizza Of Death/10 Past 12)

Pizza Of Death Version
01.It's Done
02.The Mainstay
03.058
04.Pass It On
05.We All Have Bad Days
06.The Old Guard
07.KGB
08.Your Name In Lights
09.Split
10.You Are Seventh In The Queue
11.Sick Of It
12.Sake Bomb
13.Wierdo
14.Slow Fuse
15.Pressure
16.Turn The Page
17.Sorry

10 Past 12 Version
01.058
02.Pass It On
03.It's Done
04.We All Have Bad Days
05.The Old Guard
06.KGB
07.Your Name In Lights
08.Split
09.You Are Seventh In The Queue
10.Sick Of It
11.Sake Bomb
12.Wierdo
13.Slow Fuse
14.Main Stay
15.Pressure
16.Turn The Page
17.Sorry