全盛期のScreeching Weaselに勝るとも劣らないポップパンク！
一度聴けば耳から離れないメロディと、気になる女性の事についてが多数を占める歌詞。
その偉大なるマンネリズムは、まるでBeatnik Termites(これって最高の褒め言葉じゃないですか？)。
唯一にして至高のアルバム「Teasing Fat Kids」は、Goober Patrolのレーベル、Them's Goodより。
このアルバムは日本ではあまり流通しなかったのか、入手するのに結構苦労した覚えがあります。
しかし、そんな艱難辛苦を乗り越えて聴くだけのクオリティーを保証したいです。
また、SpeedowaxからリリースされたDiscountとのスプリット7インチでの曲は、
アルバムに収録されている物より少々ショボい音となっておりますが、
名曲「Pass The Buck」のバージョン違いが聴ける、この幸せを如何に表現したものでしょうか。
以下の音源の他には、Boss TuneageからのV.A「Instant Singles Collection Vol.2」に5曲を提供。
全曲アルバム未収録、しかも、その全てがアルバムに収録された曲に負けず劣らず、
いや、それ以上の良い曲ばかりで彼等のポテンシャルを改めて見せつける物となっています。
初めての方は、とにもかくにも、この「Instant Singles Collection Vol.2」を聴いてみて下さい。
その秀逸な曲が並ぶ中でも白眉は「Passing Thru」でありまして、これはもう稀代の名曲！
間奏に入る前の“this is all what I wanna know”という行りや、
締めを飾る“hey hey, you gotta find your feet”というリフレインに熱くなる事必至。
自分は初めて聴いた際には聴いている内に血糖値がグングンと上がっていくのを認識しましたですよ。
(歌詞カードが付いてなかったんで、上の歌詞は合ってるかどうか分かりませんけど…)
ドラムのAndyは解散後にはBarefootとして活動。
Barefoot唯一のアルバムはBeauty School Dropoutと基本的な路線を変えていない好盤。
その後、「Instant Singles Collection Vol.2」も廃盤となってしまったものの、
2009年の初め頃にシングルと新曲を集めた12曲入りの編集盤をリリースしています。
何と言っても、このCDの売りは「Passing Thru」が改めて聴ける事でしょう。
編集盤以降は音沙汰無しですが、新曲に続いての更なる活動を希望しております。
(2009年06月28日 / 2011年5月23日 加筆)
Split With Discout(7":Speedowax)
01.Poison Pen (Beauty School Dropout)
02.Pass The Buck (Beauty School Dropout)
03.On The Counter (Discount)
04.Antiseptic (Discount)
05.Fixing Rubble Building Us (Discount)
Teasing Fat Kids(CD:Them's Good)
01.Schizo Girl
02.Just 17
03.Best Kept Secret
04.Safety Net
05.Now You See Me
06.Poison Pen
07.Bad Luck
08.Rain
09.Let You Down
10.Hat Thief
11.Square One
12.Pass The Buck
Best Kept Secret(7":Them's Good)
01.Best Kept Secret
02.Bad Luck
Palookaville (A Retrospective)(CD:Boss Tuneage)
01.Bad Luck
02.Poison Pen
03.Hat Thief
04.Pass The Buck
05.One For Sorrow
06.Ed Banky's Car
07.Passing Thru
08.Pick Me Up
09.Blue
10.Game Over
11.Late Night Shopping
12.Can’t Complain