今回はアナログ音源のMP3ファイルへのエンコードの仕方を書いてみます。
しかし、これよりも良い方法はいくらでもあると思いますので、
まぁ、ほんの一例と言いますか、参考程度に捉えていただければ。
きちんとした知識を持っている人から見たら穴だらけの記述になるだろうなぁ、きっと。

さて、この項は設定編という事で、まずは必要な物の一覧から。
全体のイメージとしては、こんな感じです。

左からレコードプレイヤー、外付けサウンドカード、PCとなります。
要するにレコードプレイヤーから出力した音を
サウンドカードを通してPCに入力し、取り込む作業と言えましょう…多分。
そんな訳で、以下ではこの3つ(+α)に焦点を当てて紹介していきます。


@アナログ音源を再生する機器
代表的なのは、やはりレコードプレイヤーでしょうが、
カセットテープなども根強い需要があるんじゃないでしょうか。
さらにはMDをアナログとして録音するというのもアリです。
録音する際には再生機器に出力の端子(Line Out)が必要となります。


Aサウンドカード(サウンドボード)
多くの方にとっては慣れない単語だと思われますが、
簡単に言っちゃえば、ビデオの接続などで見かける赤と白の端子。アレです。
これをPCに組み込む事で、より良い音質での録音が可能となります。
以前、試しにPCのマイク端子から録音してみた事もあるんですが、
音が割れまくっていて、それはそれは酷いモノでした。
でも、最近のPCでTVを録画出来るようなモデルでは、
良質なサウンドカードが最初から内蔵されている物も多いみたいですね。
そういったPCをお持ちの方は、このAは飛ばしても結構です。
そんなの付いてないよって方には外付けのUSB接続の物がオススメです。
ちなみに内蔵のはこんな感じで、外付けのはこんな感じであります。
内蔵の方は、いかにもハードルが高そうに見えますでしょ?
録音する際には再生機器から出力された端子を
サウンドカードの入力(Line-In)の端子に繋ぎ、
外付けの場合は、さらにUSB端子をPCとの間に繋ぎます。


BPCと、エンコードに用いる各種ソフト
ビデオを見るにはテレビに接続しなくては映りませんよね?
それと同じように、レコードをMP3として録音するには
パソコンで音声が認識されるように接続する事が必要になります。
イメージとしては、前述したように、テレビ番組を録画するために
ビデオを接続するってのが近いんじゃないでしょうか。
この場合、録画したいTV番組ってのがアナログ音源で、
それを録画するための機器がPCに該当する事になるかと思います。
レコードプレイヤーなどの再生機器からサウンドカードに出力して、
サウンドカードが外付けの場合はUSBでPCに接続すれば設定は完了です。

録音や編集に必要なソフトはフリーの物で一通りが揃います。
自分が使っているのは、主に以下の4つです。
(*)それぞれのソフトのインストールなどの導入方法については自分には答えかねます。
また、ソフトの導入に際して何らかの不具合が起こった場合にも責任を負いかねます。

(1)SoundEngine (録音/WAVの作成)
(2)CDex (WAVからMP3へのエンコード)
(3)AudioEditor (MP3の分割)
(4)SuperTagEditor (MP3のタグ編集)

何年か前にレコードのMP3化を始めてから、ずっと一途に使っているソフトなんで、
さすがに少々時代の流れというか、そんなモノを感じちゃいます。
今なら他にも、もっと便利なソフトもたくさんあるんだろうなぁ、多分。
第一、実際にはSoundEngineだけで分割や、波形編集まで出来るようですが、
何だか自分はSoundEngineを録音する専用のソフトにしちゃってるんですよね。
SoundEngineだけで下で挙げたAudioEditorの機能も有しているのに、
わざわざ別で作業してしまうのは、自分が慣れているからというのが唯一の理由です。
同じように、CDexも多くの代替候補が考えられるソフトでありまして、
ここら辺は完全に自己流、あくまでも自分の場合って事なんで、
読んで下さっている方まで敢えて真似をする必要はないです。
皆さんが各々で使いやすいソフトを探して下されば、それが一番であると思います。
あー、それと上記のソフトはマックでは使えない物があるかもしれませんね。
でも、マックはマックでアナログ録音に適したソフトがたくさんあるハズですから、
こちらも各々方で自らの環境に最も適した物を探していただければ。

…と、まぁ設定編はこれにて終了。必要な物は揃いそうですか?
次の録音編では上のソフトを使ってMP3にエンコードするまでの作業を書いてみます。

Take it back, it's too late to say those words.